ミノキシジルとは?効果や副作用、使用方法について
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- 更新日:2024年3月11日
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ミノキシジルは発毛、育毛、抜け毛の予防に効果を発揮
ミノキシジルは、AGAの治療に使用されている薬の1つです。クリニックで処方されるミノキシジルと、市販薬のミノキシジルがあります。いずれも、AGAに対する作用が認められています。ここでは、ミノキシジルの作用やメカニズムなどについて詳しくご紹介します。
ミノキシジルとは?
ミノキシジルとは、大正製薬が販売しているリアップシリーズの発毛剤に含まれる成分です。ミノキシジルは薬の名称ではなく、成分名です。当時のアップジョン社、現ジョンソンエンドジョンソン社が高血圧の薬として開発しましたが、患者に多毛の副作用がみられたことから、発毛剤の成分として再開発されました。
つまり、ミノキシジルは最初から発毛剤として開発されたわけではありませんが、現在では、AGAの治療薬として広く用いられています。ミノキシジルを含む外用薬は、一般医薬品として販売されている他、クリニックでも処方してもらえます。
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ミノキシジルのAGAへの働きについて
AGAは、男性型脱毛症とも呼ばれており、男性ホルモンのテストステロンと頭皮の5αリダクターゼII型が結合して生じるジヒドロテストステロンが発症に関連しています。ジヒドロテストステロンは、発毛組織に取り込まれることで、ヘアサイクルに悪影響を及ぼします。
それでは、ミノキシジルがどのようにAGAに働きかけるのか詳しくみていきましょう。
ミノキシジルとヘアサイクルの関係について
ヘアサイクルとは、髪の生え変わりのサイクルのことで、健康な髪は自然に生えて成長し、やがて自然に抜け落ちます。ヘアサイクルは2~6年で成長期・移行期・休止期のサイクルを繰り返しているのですが、ジヒドロテストステロンによって悪影響を受けると、成長期が短縮されて、十分に髪が育たなくなるのです。未熟な毛が増えたところは、地肌が透けて見えてしまいます。
ミノキシジルは、髪を生み出す毛母細胞の分裂を促すことで、発毛を促進することが特徴です。また、頭皮への血流を促して毛母細胞に栄養をしっかり運べるようにすることで、髪が成長しやすくなるともいわれています。
ミノキシジルはどれくらい作用があるのか
ミノキシジルの作用には個人差があります。ミノキシジルの作用が現れるまでの期間は、約4~6ヶ月とされています。6ヶ月続けても作用がみられなかった場合は、使用を中止して医師の診察を受けるべきとされています。
ミノキシジルが多くの人に作用がみられるのに作用を実感できないのは、そもそもAGAではない場合があるためです。AGAだと思い込み、ミノキシジルの使用を続けてしまうと、その間に本当の病気が進行する恐れがあります。これは、一度AGAの診断を受けた場合も同様です。
また、無駄に医療費がかさむことにもなるため、見極めが大切です。
ミノキシジルの作用について
ミノキシジルの作用は、毛母細胞の活性化と血行促進です。それぞれ詳しくみていきましょう。
- 毛母細胞の活性化
- 毛母細胞が分裂することで髪が作られます。そのため、ミノキシジルによって毛母細胞が活性化すると、分裂が促されて、より長くて太い髪が作られるようになるのです。ただし、毛母細胞の活性化には、毛乳頭細胞に十分な酸素と栄養が供給されていなければなりません。毛乳頭細胞が毛母細胞に指令を送ることで、毛母細胞が分裂します。
髪の成長に必要な栄養は、タンパク質やビタミン、ミネラルなどで、普段の食事から十分に摂ることが大切です。どれだけミノキシジルの作用が高くても、栄養が不足していては作用を実感できないでしょう。1日3食、規則正しく食べることと、可能な限り偏食はしないことを心がけてください。
また、栄養がどうしても偏る場合はサプリで補うのも手段の1つです。 - 血行促進
- ミノキシジルは本来高血圧の薬のため、血管を拡げることで血流を促進する働きがあります。血流が促されることで栄養が毛乳頭細胞に十分に届くようになるため、健康な髪の成長が期待できるようになります。ただし、血液に十分に栄養が含まれていなければ、作用は実感できないかもしれません。
毛母細胞の活性化の作用と同じく、やはり普段の食生活の見直しが必要です。多くの人が作用を実感できているので、無理のない範囲で食生活を見直しつつ、ミノキシジルでの治療を続けることが大切です。
ミノキシジル外用薬に作用はあるのか
ミノキシジルには、内服薬と外用薬があります。外用薬は内服薬よりも作用が小さいとされているため、本当に作用が期待できるのか気になっている方もいるでしょう。しかし、ミノキシジルの外用薬は臨床試験で作用が認められているため、外用薬であっても心配はいりません。
また、ミノキシジルの内服薬が外用薬よりも優れているとの根拠もないため、無理に内服薬を調達する必要もないでしょう。国内ではミノキシジルの内服薬が流通していないため、AGAクリニックで処方してもらうか個人輸入代行を利用するしかありません。しかし、個人輸入代行では偽物のミノキシジル内服薬が送付され健康被害や金銭トラブルにあう恐れがあります。そのため、必ずクリニックを受診して、医師に相談のうえ処方してもらうことが大切です。
クリニックで正しい診療を!
ミノキシジルは第一類医薬品として薬剤師がいる薬局で販売されていますが、外用薬に限ります。内服薬はクリニックで処方してもらうしか入手する方法はありません。海外から個人輸入することも可能ですが、偽物が送られてきたり金銭トラブルにあったりする恐れがあるため、避けた方がいいでしょう。
また、クリニックではミノキシジル以外にも、さまざまな薬を提案してもらえます。予算や作用などを踏まえ、自分に合った薬を選ぶことが大切です。
まとめ
ミノキシジルは、AGAに対する作用が認められています。ただし、毛母細胞の活性化と血行促進による作用のため、根本的な解決にはなりません。しかしながら、髪が生えることでコンプレックスが和らぎ、気分が明るくなる可能性があります。薄毛をコンプレックスに感じている方は、早めにミノキシジルをはじめとしたAGA治療を受けることが大切です。
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監修医師情報
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診療顧問
所属学会
・日本形成外科学会専門医
・国際形成外科学会員経歴
2017年 3月 東京美容外科 技術顧問 就任
AGAスキンクリニック 診療顧問 就任
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