【医師監修】薄毛解決に植毛を利用
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- 更新日:2022年11月15日
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薄毛解決に植毛を利用
「植毛」は、テレビCMや雑誌広告などで一般の人にも認知されている薄毛対策です。しかし、具体的な方法や植毛に伴うリスク、どのくらいコストがかかるのかなど、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。近年、若年層や女性にも薄毛を気にする人が増えてきているので、薄毛治療のひとつである「植毛」について、正しい知識とメリット・デメリットをご紹介しましょう。
頭皮に髪の毛を植える「植毛」の実態とは?
薄毛に悩む男性の中には、育毛剤や育毛シャンプーなどを使って、髪の毛が生えるように対策している人もいるでしょう。しかし中にはいろいろな方法を試してみたけれども、なかなか自分のイメージしているような髪の毛のボリュームにならないと悩んでいる人もいるはずです。もし育毛対策でこれ以上時間を掛けたくない、早めに結果が欲しいと思うのであれば、植毛にチャレンジしてみるのはいかがですか?植毛とは文字通り、皆さんの頭皮に髪の毛を植え付ける行為のことです。植毛の方法はいろいろとあるので、どの方法が良いか比較しましょう。
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自毛植毛とは
「自毛植毛」は、本人の健康的な髪の毛の毛根部分を採取して、薄くなってしまっている部分に移植する方法です。AGA(男性型脱毛症)は、特に前頭部と頭頂部から薄毛が進行します。これは、前頭部と頭頂部に抜け毛を促進する男性ホルモンが生成されやすいためです。自毛植毛では、後頭部や側頭部に生えているAGAの影響を受けていない毛母細胞を移植するので、移植後にしっかりと生着すれば、薄毛になる前に正常に生えていた髪と同じように強く健康的な髪が生えてくるようになるのです。生えている部分が違っただけでもともと自分自身の髪なので、徐々に髪が伸びてくるのを待つだけで特別なメンテナンスなどは必要ありません。
メリット
- 拒絶反応が起こりにくい
- 自毛植毛は、文字通り自分の毛髪を薄くなった部分に植毛するため、拒絶反応が起こりにくく定着率が高いのがメリットです。移植が成功すれば後は髪が伸びてくるのを待つだけで、薄毛になる前の状態に戻ることができます。
- AGAの影響を受けにくい毛髪を移植できる
- DHT(ジヒドロテストステロン)をいう男性ホルモンが原因で抜け毛や薄毛が増えるAGAは、DHTを生成する「5αリダクターゼ」という酵素が多く存在する額の生え際や頭頂部に症状が現れます。後頭部や側頭部に生えている髪はこの5αリダクターゼの影響を受けにくいため、この部分の毛根を移植することで、薄毛が進みやすい部分でも移植した後はAGAの影響を受けにくくなります。
- 毛根がなくなってしまった部位も元通りに
- 通常の抜け毛ではなく、ケガややけどなどで毛根自体が消滅してしまい髪が全く生えなくなってしまった部分でも、毛根の細胞を移植することで、髪が生えてくる正常な状態に戻すことができます。
- 自分自身の髪なので仕上がりが自然
- 移植した毛根がしっかりと定着すれば、正常な髪と同じように成長し伸びてくるので、しばらくたつとはげていたことも分からなくなるくらい自然な状態に戻ります。
- 日本皮膚科学会で有用性が認められている
- 日本皮膚科学会が定めた「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」の中で、自毛植毛はBランクに指定されているなど、国内でも薄毛対策として有効な方法だと認められています。
デメリット
- AGAの進行は止められない
- 自毛植毛は、自分の髪を移植するので、移植できる量に限界があります。薄毛が広範囲に進行していると、すべてをカバーするには毛髪が足りず十分に改善できない場合もあります。また、植毛が上手くいったとしてもAGAが治るわけではありません。植毛した部分はしっかりと毛が生えるようになっても、また別の場所がはげてくる場合もあるということを理解しておきましょう。
- 失敗の可能性はゼロではない
- 毛細胞がしっかりと生着せず抜け落ちてしまい、移植自体が上手くいかないケースがないとはいい切れません。医療技術が進んだ今かなりの確率で上手くいくものですが、手術に100%の成功はないのも事実です。
- 合併症のリスクがある
- どんな手術にもリスクはあり、自毛植毛も術中に不整脈や心臓発作を起こしたり、術後に顔がむくんだり感染症になったりする場合があります。リスクが低いとはいえ、頭部の手術になるのは間違いないので、きちんとした信頼できる医療機関で受けることが大切です。
- 費用が高額
- 自毛植毛は美容整形などと同じで、保険が適応されない自由診療です。診療から手術まですべて自己負担になるため、薄毛治療の中でも短期間に高額が必要になる治療です。当然、移植が必要な薄毛の範囲やクリニック、施術方法によっても費用に大きく差があるので、事前にしっかりと調べるようにしましょう。
- 傷跡が残る可能性がある
- 自毛植毛にはいくつか施術方法がありますが、移植する毛根にメスを入れて採取する方法は、どうしても傷跡が残ってしまいます。傷跡が気になって短髪にできなかったり、将来的に薄毛が進んできたときに植毛の傷跡が目立ってしまったりするリスクがあります。
自毛植毛は薄毛を改善するひとつの方法として認められているものの、上記のようなデメリットもあります。費用も安くはないため気軽に行うことは難しいかもしれませんが、メリットとデメリットをきちんと理解したうえで取り入れてみてもいいのではないでしょうか。
人工毛植毛とは
「人工毛植毛」は、ポリエステルやナイロンで作られた人工繊維を移植する方法です。自身の毛髪を移植する自毛植毛と違い、植毛する本数や長さを希望通りに調節することができるので、植毛した後に髪が伸びてくるのを待つ必要がなく、すぐにふさふさの長い髪を手に入れることができるのが特徴です。
手術をすればすぐに元通りの髪型になれるのは魅力的ですが、人工毛植毛にはデメリットも多いということを知っておきましょう。合成繊維を植毛するため身体が拒絶反応を起こす可能性があります。また、自毛のように伸びず、毛根に溜まった汚れが自然に押し出されないことで細菌が発生したり、切れてしまった人工毛が毛穴に残り、そこから感染症になったりといった事例もあるようです。
自毛植毛に比べ人工毛植毛の方が最初の手術にかかる費用は安い場合もありますが、定期的なメンテナンスが必要なため結局は高額になってしまうことも理解しておく必要があります。
おすすめの植毛方法は?
植毛には「人工毛植毛」と「自毛植毛」の二種類がありますが、最近は、自毛植毛に比べ人工毛植毛は推奨されていないようです。日本皮膚科学会が公表した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」においても、人工毛植毛は評価が低く、法律で禁止されている国もあるので、あまりおすすめはできません。
しかし、自毛植毛も費用が高額なことや、抜け毛自体を根本から治療するわけではないなど、メリットもデメリットもあることをきちんと理解しておきましょう。
まとめ
薄毛を目立たなくしたい、改善したいと思ったときに、植毛はひとつの方法です。ただし、これまで紹介したようなメリット・デメリットがあることをきちんと把握していないと、やめておけばよかったと後悔してしまうことになるので、事前にしっかりと調べましょう。
また、最近では薄毛治療に力を入れている専門のクリニックも増えています。植毛までの流れや料金、アフターケアなど、自分に合ったクリニックを見つけてくださいね。
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監修医師情報
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診療顧問
所属学会
・日本形成外科学会専門医
・国際形成外科学会員経歴
2017年 3月 東京美容外科 技術顧問 就任
AGAスキンクリニック 診療顧問 就任
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