【医師監修】自毛植毛とは?効果と副作用、注意点を解説
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- 更新日:2025年4月16日
- 更新日:2025年4月16日
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自毛植毛の効果と副作用

自毛植毛は、失われた髪を取り戻す方法のひとつです。少しでも早く薄毛を解消するために、自毛植毛を検討する方は多いのではないでしょうか。しかし、自毛植毛には手術が必要なため、不安に感じる方もいるでしょう。そこで今回は、自毛植毛の作用と副作用、注意点について詳しく解説します。
自毛植毛の影響・特徴
自毛植毛は、自分の髪を薄毛の部分に移植することで、薄毛の解消をめざす治療法です。自分の髪を頭皮ごと移植するため、成功すれば髪を切っても再び生えてくるようになります。薄毛の主な原因であるAGAは、悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロンの影響で髪の成長に悪影響が及ぶものです。
自毛植毛では発毛組織を含む頭皮ごと移植するため、AGAを根本的に解消できる可能性があります。成功すれば、ヘアカラーやパーマも可能です。髪のボリュームが失われて悩んでいる方は検討してみてください。
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自毛植毛の仕組み
自毛植毛とは、自身の毛を薄毛が気になる箇所に移植する治療方法です。
薄毛や抜け毛は額の生え際・頭頂部が薄くなる場合が多いため、後頭部や側頭部の健康な毛を毛包を含む頭皮組織を1つずつ採取し移植します。
採取した毛(グラフト)を光学顕微鏡で観察して本数や状態を確認し、曲がっていないか傷がついていないかの確認や余分な組織を取り除く作業などをして移植するグラフトの作成をします。
FUE法の場合、メスを使用しないため痛みが少なく傷跡も小さく済みます。
自毛植毛のメリット
・移植した毛が定着した後は自然に毛が生え、通常のヘアサイクルに従って成長・脱毛を繰り返すようになる
・自身の毛を移植するので拒絶反応はなく、感染や炎症のリスクも比較的少ない
・毛が生えていない箇所にも移植ができる
・性別を問わず、女性の薄毛にも効果が期待できる
人口毛植毛との違い
自毛植毛は、自身の毛髪を薄毛部分へ移植する方法です。一方、人工毛植毛は、合成繊維で作られた人工毛を植え込む方法です。
自毛植毛の最大の利点は、移植した毛髪が自身の組織であるため、拒絶反応がほとんどなく、自然に成長を続けることで長期的に安定した効果を得ることができます。ただし、手術には一定の時間と費用がかかることがあります。
対照的に、人工毛植毛は即効性があり、手術直後から毛髪が増えたように見えます。しかし、人工毛は生着せず、定期的なメンテナンスや場合によっては再手術が必要になることがあります。また、異物を体内に植え込むため、感染症や拒絶反応などのリスクも伴います。
自毛植毛は自然な仕上がりと長期的な効果を重視する方に、人工毛植毛は即効性と比較的低い費用を求める方に向いていますが、リスクやメンテナンスの手間を理解した上で選択することが重要です。どちらの方法を選ぶにしても、専門医と十分に相談し、自身の薄毛の状態や希望に合った最適な選択をすることが重要です。
自毛植毛の副作用として考えられること

自毛植毛では、毛を頭皮ごと採取するため、そのときに点状や線状の傷跡が残る可能性があります。また、採取したところの皮膚の赤みや感覚が鈍くなるなどの症状も懸念されます。
そのほか、覚えておきたいのがショックロスです。手術から1~2ヶ月後に、植毛した周辺に生えていた毛が抜ける場合があり、この症状のことをいいます。ショックロスの頻度は約20%とされています。
髪は再び生えてくるので問題はありませんが、驚いてしまう方もいるでしょう。
自毛植毛時の注意点

自毛植毛を受けたあとは、髪が生着せずに抜けてしまうケースに注意が必要です。24時間以内に毛が抜ける場合は、生着していない恐れがあります。また、自毛植毛を受けたあとは、髪を定着させることを意識して過ごすことが大切です。
施術の当日は髪を洗わないようにしましょう。翌日の夜から一週間程度は、スプレーで髪を濡らして洗います。なるべく刺激を与えないよう、必ず冷風のドライヤーで乾かしてください。また、頭皮をこすると移植した髪が抜ける恐れがあるため、施術後1週間は固めの枕を使いましょう。
施術後5日目までは運動を避けてください。身体が温まると施術部の赤みが強くなる恐れがあります。
自毛植毛の種類について詳細はこちら
自毛植毛には、いくつかの種類があります。それぞれメリットとデメリットがあるため確認しておきましょう。

植毛が合わない方へ

自毛植毛の副作用や注意点からして、自分に合わないと感じたときは、他の治療法を検討しましょう。薬物療法やメソセラピーなど、AGAに対する対処法はさまざまです。まずは、AGAの診療実績が豊富な医師に相談しましょう。
自毛植毛の方法について気になる方はこちら!
自毛植毛を検討している方は、具体的な施術方法を確認しておくことが大切です。

自毛植毛の期間について気になる方はこちら!
自毛植毛を受けたあと、すぐに元通りのヘアスタイルになるわけではありません。自毛植毛の治療期間について気になる方はこちらの記事をご覧ください。

まとめ
自毛植毛は、比較的早く薄毛の解消が期待できる治療法です。ただし、必ず生着するとは限りません。また、傷跡が残るリスクやショックロスなどの問題もあります。そのため、自毛植毛の作用や副作用を確認したうえで、十分に検討することが大切です。
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監修医師情報
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診療顧問
所属学会
・日本形成外科学会専門医
・国際形成外科学会員経歴
2017年 3月 東京美容外科 技術顧問 就任
AGAスキンクリニック 診療顧問 就任


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