育毛剤の成分について 特徴や作用について解説
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- 更新日:2022年12月21日
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育毛剤の成分について 特徴や作用について解説

ヘアケア用品である育毛剤には、さまざまな成分が含まれていますが、そのすべてに育毛作用があるわけではありません。成分ごとの役割を把握したうえで、自分に合った育毛剤を選ぶことが大切です。ここでは、育毛剤の成分について特徴や作用について解説します。
育毛剤の成分について
育毛剤は、現時点で生えている髪を維持するために、健やかな髪の成長をサポートしたり頭皮環境を整えたりする成分が含まれています。すでに薄毛が進行している場合は、育毛剤を使用しても髪が生えてくることはありません。
抜け毛が気になる段階で育毛剤を使用することで、健康な状態を保ちやすくなります。
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発毛を促進する成分

育毛剤には、発毛を促進する可能性がある成分が含まれています。ただし、医薬品ほどの作用は期待できないため、発毛促進成分が豊富に含まれているからといって、薄毛が改善するわけではありません。しかしながら、育毛剤を使う人にとって、発毛促進成分の種類や配合量は気になるところでしょう。
発毛促進成分の作用は、毛母細胞の活性化と血行促進の2つです。それぞれの作用を持つ成分についてご紹介します。
毛母細胞の活性化成分
毛母細胞とは、毛包と呼ばれる部位の奥にある細胞のことで、髪を生み出す役割があります。毛母細胞は、血液によって運ばれた栄養素から髪を生み出すため、毛母細胞の活性化が発毛促進に繋がるのです。育毛剤に含まれる発毛促進成分は次のとおりです。
・D-パントテニルアルコール(パンテノール)
・アデノシン
・アラントイン
・ペンタデカン酸グリセリド
・ステモキシジン
発毛促進成分は世界中で研究が進められているため、今後も毛母細胞の活性化成分が見つかると予想されます。
血行促進成分
毛母細胞が髪を作るためには、さまざまな栄養素が必要です。前述のとおり栄養素は血液によって毛母細胞へ運ばれるため、血行促進成分が結果的に育毛作用をもたらします。育毛剤に含まれる血行促進成分は次のとおりです。
・酢酸DL-α-トコフェロール(ビタミンE誘導体)
・ナイアシンアミド
・アルギニン
・ブドウカルス培養エキス
・D-パントテニルアルコール
・L-アルギニン
・ショウブ根エキス
・イチョウ葉エキス
・エビネエキス
・センブリエキス
これらの成分が豊富に含まれている育毛剤を選ぶことで、毛母細胞への栄養素の供給が期待できます。
抜け毛を予防する成分
健やかな髪の成長を実現するには、抜け毛を予防する必要があります。今生えている髪を抜け毛予防成分で守ることで、髪のボリュームを保ちやすくなります。抜け毛予防の作用が期待できる成分について、詳しくみていきましょう。

皮脂抑制
皮脂が過剰に分泌されると、頭皮の常在菌が増えて、炎症を引き起こす物質を生成します。頭皮の炎症が毛穴にまで広がると、髪の成長が阻害されることで薄毛になる恐れがあるのです。
皮脂が過剰に分泌される原因は、睡眠不足やストレスなどです。皮脂抑制成分を含む育毛剤を使うことで、頭皮環境が整いやすくなります。育毛剤に含まれる皮脂抑制成分は次のとおりです。
・ドクダミエキス
・イソフラボン
・ビタミンC(アスコルビン酸)
・カシュウ
皮脂の分泌が多い場合は、シャンプーの方法を見直すことも大切です。
炎症を防ぐ
頭皮の炎症を放置すると抜け毛に繋がる恐れがあるため、炎症を抑える成分を含む育毛剤を使うことが大切です。育毛剤に含まれ炎症を抑える成分は次のとおりです。
・酸化亜鉛
・ナイアシンアミド
・イオウ
・オウゴンエキス
・ビワ葉エキス
・サクラ葉エキス
・グリチルレチン酸
・トウキエキス
頭皮が乾燥していると、少しの刺激で炎症が起きてしまいます。炎症を抑える成分を含む育毛剤を日常的に使うことで、乾燥による炎症を防ぐ可能性があります。
頭皮環境の改善をする成分
健やかな髪の成長をサポートするには、育毛の土台となる頭皮環境を整えることが必要です。頭皮環境を整える成分には、老化を防ぐ成分と清涼感のある成分があります。それぞれ詳しくみていきましょう。

老化を防ぐ
ヒアルロン酸やコラーゲンなどは、頭皮環境を整えて頭皮の老化を抑えるために欠かせない成分です。ヒアルロン酸は大量の水分を抱え込むことで頭皮のバリア機能を整え、コラーゲンは頭皮のハリを保ってくれます。紫外線を浴びるとヒアルロン酸とコラーゲンは減少するため、育毛剤だけではなく日焼け止めも活用する必要があります。
清涼感
入浴後に育毛剤を使うと、爽快感を得られます。これは、メントールやアルコールなど、清涼感を与える成分が含まれているためです。また、頭皮の火照りを抑え、炎症が早く沈静化するように促す作用も期待できます。
清涼感が劇的な育毛作用をもたらすわけではありませんが、育毛剤を使い続けるモチベーションに関わります。清涼感が苦手な方は、アルコールやメントールを含まない育毛剤を選びましょう。
育毛剤・発毛剤の成分の違いについて
育毛剤と発毛剤では、含まれている成分がまったく異なります。それぞれの成分の特徴について、詳しくみていきましょう。
育毛剤の成分
育毛剤は医薬部外品や化粧品に該当し、医薬品に使用する成分は含まれていません。前述した発毛促進成分や血行促進成分に関しても同様です。そのため、髪の成長を促したり薄毛を劇的に改善したりする働きは期待できません。あくまでも、ハリやコシのある健康的な髪へと導くためのヘアケア用品です。
発毛剤の成分
発毛剤とは、毛量を増やすことを目的とした厚生労働大臣の承認を得ている医薬品です。発毛剤を頭皮に塗ると、頭皮の血行が促され、毛母細胞により多くの栄養が供給されることで髪の成長が促されます。そのため、すでに髪が薄くなっている場合は、育毛剤ではなく発毛剤を選ぶことが大切です。発毛剤には副作用があるため、医師・薬剤師の指示に従うとともに、用法用量を守って使用してください。
発毛剤を使用し始めてから作用が現れるまでの期間は、最低4ヶ月とされています。ただし、発毛にかかる期間には個人差があるため、4ヶ月経っても髪が増えないからといって中止するのではなく、6ヶ月は続けることが大切です。
育毛剤の成分選びの注意点
育毛剤を選ぶときは、配合成分に注目しましょう。多くの成分が含まれていると、それだけ育毛作用が強いと思いがちです。しかし、薬品成分以外の成分がどれだけ種類豊富に含まれていても、髪が劇的に育つことはありません。
そればかりか、種類が多くなればなるほどに副作用が現れるリスクが高まります。育毛剤は、自分に合った成分が含まれているか、肌に合うかどうかなどを踏まえて選ぶことが大切なので、薄毛専門クリニックで処方してもらいましょう。また、初めて使用するときは、二の腕など目立ちにくいところでパッチテストをして、アレルギー反応が起きないことを確認してから頭皮に使用してください。

まとめ
育毛剤には、発毛促進成分や抜け毛を予防する成分、頭皮環境を整える成分などが含まれています。どの成分がどれだけ含まれているのかを確認のうえで、自分に合った育毛剤を選びましょう。また、すでに薄毛が気になっている場合は、育毛剤ではなく発毛剤を選ぶ必要があります。育毛剤と発毛剤の違いを理解して自分に合ったヘアケア用品を選んでくださいね。
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監修医師情報
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診療顧問
所属学会
・日本形成外科学会専門医
・国際形成外科学会員経歴
2017年 3月 東京美容外科 技術顧問 就任
AGAスキンクリニック 診療顧問 就任


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