【医師監修】頭皮湿疹の原因とは?頭皮のかゆみ予防&対処法をご紹介
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- 更新日:2023年3月22日
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頭皮湿疹の原因とは?頭皮のかゆみ予防&対処法をご紹介
頭皮にぶつぶつや赤み、痛み、かゆみなどの症状が現れた場合は、頭皮湿疹の可能性があります。放置すると悪化する恐れがあるため、適切な治療を受けることが大切です。ここでは、頭皮湿疹の原因や対処法、予防法について詳しくご紹介します。
「頭皮湿疹」の症状とは?
頭皮湿疹にはさまざまな種類があり、それぞれ症状が異なります。ぶつぶつや赤み、痛み、かゆみなどが主な症状です。また、頭皮湿疹の種類によっては、フケが出たりベタついたりします。
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考えられる頭皮湿疹の原因とは?
それでは、頭皮湿疹にはどのような種類があるのか詳しくみていきましょう。
- 接触性皮膚炎
- 接触性皮膚炎とは、いわゆる「かぶれ」のことです。石鹸や金属、摩擦などさまざま刺激によって頭皮に炎症が起こります。強い刺激を受けるほど炎症も強くなります。水疱やぶつぶつ、赤みなどが主な症状です。
- 脂漏性湿疹
- 脂漏(しろう)性湿疹は、頭皮の常在菌であるマラセチア菌が増殖して引き起こされ、頭皮の赤みやかゆみ、フケなどが主な症状です。マラセチア菌は、頭皮の皮脂によって増殖します。そのため、皮脂が過剰に分泌されていたり、髪を洗っていなかったりすると脂漏性湿疹になりやすくなります。放置すると抜け毛の原因になるため、早めの治療が大切です。
- 皮脂欠乏性皮膚炎(乾燥性皮膚炎)
- 頭皮の乾燥を防ぐ皮脂が欠乏することで、頭皮環境が悪くなります。うるおいが失われた頭皮は、少しの刺激でも炎症が起こるようになります。このように、皮脂の欠乏による乾燥が原因で起きた炎症を、皮脂欠乏性皮膚炎といいます。
生まれつき皮脂の分泌が少なかったり、間違ったヘアケアや不規則な生活などで皮脂の分泌が減少したりすることで起こります。 - アトピー性皮膚炎
- アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪化したりを繰り返し、慢性的な経過をたどるのが特徴です。アトピー性皮膚炎の方は、肌のバリア機能が低下し、外部刺激が肌に入り込むことで炎症が起こるとされ、ダニやカビ、汗、黄色ブドウ球菌などが免疫細胞と結びつき、赤みやぶつぶつ、かゆみなどの症状が現れます。
- 膿痂疹
- 膿痂疹(のうかしん)とは、かゆみを伴う湿疹で、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などが関連しているとされています。小さな水疱が集まったものが破れ、かさぶたが形成されるのが典型的な症状です。
かゆみやフケが出る場合は、要注意
かゆみやフケが出る場合は、脂漏性湿疹の可能性があります。放置すると毛穴に炎症が起きて髪の成長に悪影響が及ぶ恐れがあるため、早めの治療が大切です。また、かゆみがあると、爪で引っかいて症状が悪化するので注意しましょう。
もし頭皮湿疹になってしまったら?治療方法について
頭皮湿疹になった場合は、早めにクリニックを受診しましょう。自宅でのケアだけでは、改善しない可能性があります。また、悪化すると治療期間が長くなります。日々のシャンプーやヘアセットなどにも支障をきたすため、頭皮湿疹に気づいた段階で受診することが大切です。頭皮湿疹の治療は、主に次のような方法があります。
- 方法①外用薬(塗り薬)による治療
- 頭皮の炎症を抑えるステロイド外用薬、マラセチア菌に対処する抗真菌剤、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌に対処する抗生剤の外用などで治療します。頭皮湿疹の種類によって治療法が異なるため、まずは医師に相談しましょう。自己判断で自宅にある薬を塗ると悪化する恐れがあるので止めましょう。
- 方法② 抗真菌剤入りのシャンプーを使用
- マラセチア菌による脂漏性湿疹の場合は、抗真菌剤入りのシャンプーを処方されるでしょう。日々のシャンプーで、マラセチア菌を減らせます。抗真菌剤入りのシャンプーは薬局やドラッグストアでも購入できますが、まずはクリニックで診断を受けることが大切です。マラセチア菌が原因ではない場合、抗真菌剤入りのシャンプーで毎日ケアをしても改善せず、頭皮湿疹の原因特定が欠かせません。
今日から始められる頭皮湿疹を予防するための方法
頭皮湿疹は、一度できると治るまでに時間がかかるため、日ごろから予防を意識しておくことが大切です。次のことを習慣づけると、頭皮湿疹ができるリスクを抑えられます。
- 方法① 頭皮タイプに合わせてシャンプーを使用
- シャンプーは、洗えれば何でもいいと思っている方が多いのではないでしょうか。実は、頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶ必要があるのです。例えば、頭皮が乾燥しているのに洗浄力が強いシャンプーを使うと、皮脂を過剰に洗い流すことで乾燥が悪化するでしょう。
逆に、皮脂の分泌が多いのに洗浄力が弱いシャンプーを使うと、皮脂汚れが残ってしまいます。このように、自分の頭皮に合ったシャンプーを使うことが大切です。洗浄力が強すぎると感じる場合は、アミノ酸系シャンプーを試してみてください。アミノ酸系洗浄成分は洗浄力がマイルドなため、必要な皮脂を残せます。 - 方法② シャンプーの仕方にも気をつけよう
- 自分に合ったシャンプーを見つけたら、次は洗い方を見直しましょう。洗浄力が自分に合ったシャンプーを使っても、ゴシゴシ洗いや熱いお湯で洗い流すことで皮脂を落としすぎてしまいます。次のようにシャンプーしましょう。
(1)髪と頭皮を十分に濡らす
シャンプーの泡立ちをよくするために、髪と頭皮を十分に濡らしましょう。ぬるめのお湯で洗ってください。
(2)シャンプーを十分に泡立てる
シャンプー液をそのまま髪や頭皮につけると、洗浄力が強すぎるため、事前に十分に泡立てることが大切です。
(3)頭皮と髪にシャンプーをつけて洗う
指の腹で気持ちよく感じる程度の力加減で洗いましょう。
(4)十分にすすぐ
頭皮や髪に泡が残らないように、ぬるめのお湯で丁寧にすすぎましょう。首筋や耳の裏、前髪の生え際などに泡が残りやすいため注意してください。 - 方法③ 正しいドライヤー使用で頭皮ダメージを防ぐ
- 髪を乾かす方法にも注意が必要です。頭皮の近くから温風を当てると、ダメージを受けます。最低でも30cmは離してドライヤーを使いましょう。また、事前にしっかりタオルドライすることで、ドライヤーを当てる時間を短縮できます。
- 方法④ ターンオーバーを整える
- 健康な頭皮を保つために、ターンオーバーを整えましょう。ターンオーバーとは新陳代謝のことで、頭皮は一定のサイクルで生まれ変わります。正常なサイクルで細胞が生まれ変わることで、バリア機能が高い状態をキープできるのです。ターンオーバーを整えるには、良質な睡眠や十分な栄養、適度な運動、ストレスケアなどが欠かせません。
普段の生活を見直して、頭皮のターンオーバーを整えましょう。
まとめ
頭皮湿疹は、間違ったヘアケアや不規則な生活などが原因でできます。一度、頭皮湿疹ができると、セルフケアだけで改善することは難しいため、早めに医師に相談しましょう。また、頭皮湿疹を防ぐために、普段から正しいヘアケアや規則正しい生活などを習慣づけておくことが大切です。
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監修医師情報
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診療顧問
所属学会
・日本形成外科学会専門医
・国際形成外科学会員経歴
2017年 3月 東京美容外科 技術顧問 就任
AGAスキンクリニック 診療顧問 就任
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