育毛剤にも副作用あり

塗布するタイプの育毛剤の副作用

頭皮に塗布するタイプを使用して異常が起こった場合、副作用というよりも自分の頭皮に合っていない育毛剤を使用したことで炎症を起こしてしまったのが原因です。科学化合物による添加物が成分として使用されているものは、体質によっては肌が拒否反応を起こしてアレルギー症状を引き起こします。ニキビ、痒み、吹き出物、かぶれ、発疹などがその症状で、ひどい場合は頭皮を掻くと皮膚が剥けてしまうこともあります。体質は人それぞれで異なるため、育毛剤の購入および使用前には必ずパッチテストを行うことが大切です。さらに、天然由来成分や人間由来成分などを使用し、科学化合物無添加のものを選ぶことでリスクを回避することが可能です。もちろん自然な素材が原料でも肌に合わないことがあるので、パッチテストを怠らないようにしましょう。
また、塗布するタイプのうち、「毛穴洗浄」を目的としたものがあります。毛穴の奥に溜まった皮脂や汚れを取り除き、毛母細胞の働きの補助や含有成分の効果をより浸透しやすくさせるのが毛穴洗浄タイプの発毛効果とされています。ここで注意したいのは、「皮脂が不足すると肌はより多くの皮脂を分泌させる」という点です。闇雲に毛穴の奥にある皮脂を全て取り除いても逆効果となることもあるのです。頭皮に分泌される皮脂の量から毛穴洗浄が適しているかを見極め、保湿効果のあるものを選ぶなどの工夫が必要です。

「ミノキシジル」と「フィナステリド」

育毛剤の成分として有名なのが「ミノキシジル」と「フィナステリド」です。
ミノキシジルは日本国内では塗布用として、フィナステリドは服用型として使用されています。ミノキシジルは血管拡張剤が含まれており、副作用として痒み、ニキビといった皮膚の症状の他、頭痛、めまい、吐き気、動悸、息切れ、嘔吐などが確認されています。
また、頭皮だけに作用するとも限らず、ヒゲや腕など本来意図しなかった他の部位の体毛が濃くなる多毛症を引き起こすこともあります。元々は高血圧の症状がある患者に処方されていたものなので、低血圧を起こす恐れもあります。
普段から血圧が低い人や低血圧症を持つ人はリスクが高いため、使用する場合はお医者さんのアドバイスに従って、適切に活用するのが重要です。

フィナステリドは体内で分泌された男性ホルモンが、酵素によって代謝されて脱毛の原因となるホルモンへと変化する工程を阻害する成分です。一度の服用で摂取する成分量が少なく副作用を引き起こす確率は低いとされているものの、性欲減退、精子の減少、生殖器機能の低下、うつ症状、肝機能障害が臨床実験で報告されています。ホルモンバランスに作用する成分のため、体調不良を引き起こす恐れがあるのです。元々は前立腺肥大症や前立腺がんの治療に使用されてきた成分ですので、使用量と用法を厳守しなければなりません。

女性が育毛剤で注意すべきこと

薄毛や脱毛症は今や男性だけの悩みではありませんが、女性の場合いくら薄毛に悩んでいるからと言って、男性用の育毛剤に安易に手を出してはいけません。特にフィナステリドは女性への影響が大きく、フィナステリドを含む錠剤に触れるだけでも危険だとされています。皮膚から吸収された成分が体に影響を及ぼす恐れがあるのです。また、妊娠中の女性がフィナステリドを摂取すると、胎児(特に男子の場合は生殖器の異常)に影響が出る確率が高いとされています。妊娠中だけでなく、妊娠の可能性や予定がある女性は特に注意が必要です。男性であっても未成年者の使用は好ましくありません。
最近はミノキシジルを含む女性用育毛剤も販売されていますが、男性と女性の体のメカニズムの違いからミノキシジルの含有量に制限がされています。制限を超えた量の成分を使うと副作用が起こる確率は上昇します。

その他、ミノキシジルやフィナステリドを使用していないものでも体質に合わず、痒み、ニキビなどの炎症を起こすことがあります。男性同様、パッチテストを必ず行いましょう。

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