食事で発毛を促す

食生活は発毛の基礎である

食事は生命維持に欠かせないものであり、健康を維持し守る上での基本です。病気にならないことはもちろん、体が成長する上でも整った食生活を送ることは大切ですし、毛髪にも同様のことが言えます。毛髪が成長するためには毛穴の奥にある毛乳頭で栄養分や酵素を吸い上げる必要があります。しかし、食品から摂取した栄養分がそのまま毛乳頭へ運ばれている訳ではありません。人間の体内で栄養分を必要とする部位は大変多く存在しますが、その中で機能の維持を優先されるのは当然、心臓や肝臓、腎臓といった生命維持に欠かすことができない臓器です。食品から摂取した栄養分はまず優先的に臓器へ運ばれ、その後で余剰分が頭皮へ運ばれることで毛乳頭は栄養分を得ることができるのです。食生活の乱れや偏りによって摂取する栄養分が不十分になるほど、毛髪の生成に使用される栄養分は減少します。栄養分が不足すれば新しい毛髪や丈夫な毛髪を生成することができず、脱毛や薄毛が進行してしまいます。

育毛剤で発毛を促進しようとしても、血行促進作用の効果があるもので血行がスムーズになったところで、血中の栄養が不足していては毛乳頭が栄養分を得ることはできません。

また栄養補給ができる育毛剤でも、毛髪にとって十分な栄養分を得るには到底及ばないのです。

どんなに効果的と言われ、有効成分が豊富に配合されている育毛剤・治療薬を使用しても、食生活が乱れていればその効果は発揮されないと考えても良い程に、食事は発毛を考える上で重要なことなのです。

栄養バランスと水分が大切

「海苔や海藻を食べると髪に良い」と言われるように、抜け毛を防ぎ、発毛を促進する効果がある食べ物や栄養分は存在します。しかし、だからと言ってそれだけを食べていたのでは育毛効果は得られません。毛髪の主成分であるタンパク質の摂取は大前提ですし、タンパク質を効率良くアミノ酸に分解して毛髪を構成している形に結合するには、ビタミンやミネラルといったそれ以外の栄養素が必要です。従って、育毛効果を得られる栄養分を多く含んだ食品を意識しながら、他の食品もバランス良く食べることが重要なのです。
また、固形食品だけでなく水分も毛髪には必要です。人体の60~80%を占める水分は健康を維持する上でも重要で、水分不足により肌が乾燥すると肌を守ろうと皮脂が分泌されます。過剰な皮脂の分泌は毛穴を塞ぎ、毛乳頭と毛母細胞の働きを阻害します。人間の体が一日に必要とする水分量は2~2.5リットルとされ、そのうち毎日の食事から摂取する水分は1リットル程度と言われています。つまり、残りの1~1.5リットルは飲用水として摂取しなければなりません。一度に大量の水を飲むのではなく、200ml程の水分をこまめに補給するようにしましょう。

食事から脂肪分を多量に摂取すると、皮脂腺から分泌される皮脂の量も増加します。油ものやファストフード、肉類やケーキのような甘い物に偏った食生活は毛髪にも悪影響を与えます。野菜を食べないのももちろん良くありません。これらは適量にとどめておき、手軽に食べられる揚げ物の惣菜や好きな物ばかり食べる生活は正しましょう。

食事の時間は規則正しく

食事は一日三食、決まった時間に取ることがポイントです。毎日同じ時間に食べることで副交感神経の活動がそのリズムを覚え、消化器系の働きがより活発になります。消化器官の働きが良くなることで栄養の吸収効率も上昇し、栄養分が頭皮へ運ばれやすくなるのです。一食抜いたり毎日違う時間に食べたりすると食べる量も変化し、栄養バランスにも影響を及ぼします。特に夜は睡眠に向けて体の代謝機能レベルが落ち着きつつあるため、消化器官の働きも日中とは違います。どうしても夜遅くになってしまう場合は食べる量を調整し、必要な栄養分はしっかり摂取できるよう配慮が必要です。また、食事の時間を決めると生活のリズムが安定します。規則正しい生活習慣を心掛けることで心身の疲れが取れやすくなり、ストレスの緩和やホルモンバランスの安定にも繋がります。心身のストレスやホルモンバランスの乱れも薄毛の原因です。食事も含めた毎日の生活習慣を整えて、発毛効果を引き出しましょう。

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