ダイエットは頭皮に悪いと聞いたんですが?

N811_danberu
極端な食事制限は身体に悪影響を及ぼします

ダイエットが直接薄毛になるわけではありません。適度な食事制限をして、運動する習慣をつけることで痩せる方法をとれば、頭皮や髪の毛にはマイナスにはなりません。しかし問題なのは、食事制限だけでダイエットする場合です。この時、ほとんど食べ物を口にしないといった極端な食事制限をする人がいます。このような人は頭皮を弱らせ、抜け毛を増やす可能性が高いです。

ダイエットをして痩せるのはいいですが、私たちが生命を維持するためには食べ物に含まれている栄養分が欠かせないという事実に目をそむけてはいけません。
もし極端に食事制限してしまうと、生命を維持するために極力無駄な所に栄養分を回さないようにします。まず生きていくために欠かせない器官に優先的に栄養分を供給します。心臓をはじめとする内臓が機能しなくなれば、生命は危機的状況になります。

一方髪の毛や頭皮は、たとえダメになったとしてもみてくれなどの問題は起きるもののただちに生きていけなくなるわけではありません。食事の量が少なくなって、栄養不足の状態が慢性化すると髪の毛や頭皮への栄養分供給は真っ先にカットされます。結果、髪の毛の成長がスムーズでなくなる、頭皮のターンオーバーもうまくいかなくなって抜け毛が起きやすくなるわけです。

極端な食事制限でダイエットする場合、常に空腹状態になっているはずです。そうなると力が出ない、極力動かないようにする人が多いでしょう。体の中でもカロリーをたくさん消費するのが筋肉です。筋肉を極端な食事制限によって動かさないとどんどん筋肉が痩せます。すると血液は筋肉の伸び縮みのポンプ作用によって流れる部分もあるため、血行不良の状態になります。すると体の末端である頭皮に酸素や栄養分を送りにくくなって、髪の毛を作り出すことが難しくなります。

極端な食事制限、あるいは断食でダイエットする場合、食べたいものが食べられないことによるストレスがたまります。抜け毛の要因の中でも、ストレスは無視できないファクターです。円形脱毛症などは、ストレスによってほぼ起きると言われているくらいです。ダイエットによるストレスでも、脱毛症を助長しかねないのです。

食事制限をすると、体内の栄養バランスが崩れてしまいます。するとホルモンバランスの崩れる恐れもあります。男性の場合、男性ホルモンが過剰に分泌される可能性が出てきます。テストステロンが過剰分泌されると、5αリダクターゼとくっつきやすくなってジヒドロテストステロンも生成されやすくなります。ジヒドロテストステロンには脱毛を促す働きがありますから、AGAの症状を発症しやすくなります。

一方で、成長ホルモンの分泌が少なくなります。成長ホルモンは、私たちの体作りを促す働きのあるホルモンで髪の毛の成長にもかかわってきます。成長ホルモンの分泌が少なくなれば、髪の毛の成長が遅れてしまって薄毛になりかねないわけです。
食事制限でダイエットに成功した、もしくは途中で挫折して、元通りの食事量にしたとします。するとリバウンドを起こす恐れが出てきます。食事制限だけのダイエットの場合、先ほども見たように筋肉が痩せます。このため同じ体重でも体脂肪が多い状態になります。体脂肪が多いと皮脂の分泌が盛んになってしまって、頭皮の毛穴に詰まりを起こす可能性があります。するとこの皮脂を餌にする細菌が繁殖しやすくなって、頭皮に炎症を起こす恐れが出てきたりと、髪の毛の健全な成長を阻害してしまいます。

ダイエットをするのはいいですが、極端な食事制限は控えるべきで、1日3食栄養バランスのとれた食事を心がけ、体を動かす習慣をつけて健康的に痩せることです。

関連記事

ピックアップ記事

麻生泰医師

発毛治療たくさんありますが、どれがいんですか?

今回は、20代頃から薄毛に悩み続けて色々な治療にチャレンジしてきたという、AGAスキンクリニック 統括診療部長の麻生泰先生に聞いてみました。…

226c533efd1a075aa588d9e1ca66c7b1_l

どうにかしたいと思ってAGAのお世話に

自分で危機感を抱いてAGAに興味を抱く AGAをそれまで知らなかったものの、薄毛などの悩みが目に見える形で出てきたことによって、AGAに注…

カテゴリー

ページ上部へ戻る